テントントなスラング:picky
TENTONTOエンタメ部 第23回
こんにちは。TENTONTOメンバーのYutaniです。
エンタメ部のコーナーでは、海外のスラング(隠語)をキーワードに、多くの人と感覚の違いをもって暮らす人=テントントさんの生活について考えてみる企画をお送りしています。題して、「テントントなスラング」!
今回ご紹介するのは、アスペルガーの当事者にまつわるかなり多くの場面で使われている英単語。スラングというよりも一般的な言葉に近いものです。
こんにちは。TENTONTOメンバーのYutaniです。
エンタメ部のコーナーでは、海外のスラング(隠語)をキーワードに、多くの人と感覚の違いをもって暮らす人=テントントさんの生活について考えてみる企画をお送りしています。題して、「テントントなスラング」!
今回ご紹介するのは、アスペルガーの当事者にまつわるかなり多くの場面で使われている英単語。スラングというよりも一般的な言葉に近いものです。
画像出典元:WalesOnline 様 http://www.walesonline.co.uk
TENTONTOメンバーのmarfです。多くの人と感覚の違いを持って暮らす人=テントントさんのうち、感覚の違いからの問題に立ち向かう活動をされている方々をご紹介しているこのコーナー。第12回では、アスペルガーのアーティスト、クリス・ベイカーさん(20)をご紹介します。
アスペルガーのアーティストは以前このコーナーの第3回にも登場しました。今回はイギリス、ウェールズで活躍されている方です。クリス・ベイカーさんは、お気に入りの音楽や映画、TV番組からインスピレーションを受けて、高解像度写真のように精密な絵を描くアーティストです。
彼は2011年10月に、初めて超写実的にウィル・スミスを描きました。ここから彼の芸術が出来上がっていきます。作品のモチーフには数々の映画スター、アーノルド・シュワルツネッガーや若かりしマイケル・ジャクソン、ロード・オブ・ザ・リングのガンダルフ(イアン・マッケラン)など様々です。今年(2015)、彼は自身のアートワークのプリントを売るために各地へ飛び回っているそうです。
画像出典元:Quest News 様 http://www.couriermail.com.au/
TENTONTO編集長のユミズ タキスです。多くの人と感覚の違いを持って暮らす人=テントントさんのうち、感覚の違いからの問題に立ち向かう活動をされている方々をご紹介しているこのコーナー。第11回では、ボクシングで生活が変わったという13歳の少年、マイケル・カイリーくんをご紹介します。
TENTONTOでは発達障害の当事者の心を落ち着かせるためのデザイン、センサリーデザイン。リラックス・気持ちを落ち着ける、というと静的なイメージを想像しがちですが、体を動かすことでリラックスできるようになる、という記事も、これまでも多数ご紹介してきました。今回もスポーツの話題です。オーストラリアの地方紙、クエスト・コミュニティー・ニュースペーパーのWeb版に掲載されたコラムをお届けします。
おや、特集のマンガでは一緒にお散歩できなかった三人が、何やら相談していますね…。
こんにちは、TENTONTOメンバーのmarfです。発行から2ヶ月ばかり経ちますが、TENTONTO no.3はいかがでしたでしょうか?
今回からTENTONTOno.3後日談と題して、記事を担当したスタッフによる記事紹介をさせていただきます。
特集:tentonto girls(その1、その2、その3)では、普段は見えにくいテントントさんの心情や行動原理を、んとんとちゃんとなかまたちにお喋りしてもらいました。
んとんとちゃんたちの、スキなものキライなものを通して、テントントさんの生態について興味を持っていただけると嬉しいです。
TENTONTOno.3では「テントントさんの理想の暮らし」をテーマに誌面が構成されています。まだ読んだことのない方は、こちらからPDFで読めます。
現在TENTONTOno.4発行に向け、制作中です。どうぞ、おたのしみに。
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冊子TENTONTOは、発達障害の当事者と非当事者のボランティアメンバーが集まって、ひとりひとり感覚の違い故の困難があることを伝えるフリーペーパーです。
最新号no.4の発行へ向け、今回も冊子印刷費用のご協賛募集を始めさせていただきます。
ご協賛は一口1,500円、3,000円、5,000円、10,000円より受け付けております。
画像出典元:amazon.co.uk 様 http://www.amazon.co.uk/
先週に引き続いて、素敵なお知らせをお届けします。今年5月からTENTONTOwebでご紹介してきた海外のマンガ、「Dinah the aspie dinosaur」が書籍になりました!
http://www.amazon.co.uk/Dinah-Aspie-Dinosaur-adventures-misadventures/dp/1516927109/
タイトルは”Dinah The Aspie Dinosaur – The adventures and misadventures of a young dinosaur with Asperger’s Syndrome(アスペ恐竜ダイナ ― アスペルガー症候群をもつ恐竜ちゃんの珍事件と災難)”。発売はamazon.co.ukとなっています。アスペルガーを含む自閉症スペクトラムへの関心がとても高い国、イギリス。きっと多くの読者が集まるに違いありません。これからのダイナの展開が、とても楽しみですね。
絵:marf
ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。このコーナーでは、私達TENTONTOが皆さまに一番お伝えしたいこと、『センサリーデザイン』のお話をご紹介しています。
度々このコーナーでご紹介してきた全英自閉症協会のウェブサイト。センサリーデザインを詳細に伝える、貴重な資料が掲載されています。
感覚感受性からデザインする(第2回)
センサリーデザインを用いた支援とは(第3回)
ASDを持つ子どもとセンサリーデザイン(第4回)
上記の内容の掲載元である“自閉症者のセンサリーな世界(The sensory world of autism)”の記事に、自閉症者の感覚過敏を伝える動画が追加されました。
この動画では、専門的には感覚処理障害(SPD)や感覚統合障害(SID)と呼ばれる、自閉症スペクトラム障害(ASD)と併発しやすい感覚過敏を、VFXを用いて視覚化しています。私自身もこの動画の彼の感覚に類する困難を抱えて生活していますが、その辛さを的確に表現していると感じました。多くの人には「おしゃれな壁紙」「おもしろいテレビ」「心地良い太陽の光」でしかない刺激や、「水滴の音」「ソファのバウンド」「カーテンのひだ」といった気にも留めないような繰り返しが、激しい不快感としてアスペルガーや自閉症の当事者を襲います。
センサリーデザインは、ひとりひとりが生まれもった感覚にぴったりと合わせた設計をするという、新しいデザインの考え方です。それは『誰もが快適な空間づくり』の限界を真摯に受け止めて、感覚の違いから生まれる他者に理解されにくい苦しみを解決するアイデアです。
発達障害当事者の抱える、感覚の違いを伝えたい。私にその確かな気持ちが生まれたのは、家族、学校、職場でズタズタに傷ついてしまう自分の心に、やっと向き合えたときでした。
これは自分のせい、これは他人のせいと原因を整理していったところ、感覚の違いから生まれる捉え方の齟齬から、悲しい事件が生まれていることがわかりました。
心無いという表現があります。人それぞれに感覚の違いがあることを充分に意識しなければ、当事者も、非当事者も、無意識にそんな行動をしてしまいかねない。そう気がつきました。
感覚力のなさそのものが、ある種の残忍さを生んでしまい、それによって人をズタズタにしたり、人からズタズタにされたりすること。その凄惨さに私は突き動かされて、この活動を始めました。
本誌でお伝えしているセンサリーデザインは、感覚力のない残忍さの対極にあるデザインです。それはひとりひとりに真摯に向き合う、人らしい配慮そのもののことと、私は捉えています。
ユミズ タキス
一度口にしたものは自分に染み込んでしまって、もう二度と取り去れなくなるような気がする。おいしいものを食べた後はすごく充足感があるけど、反面本当にいやなものは口にしたくない。「朱に交われば紅くなる」みたいに、気持ちわるい思いをして食べたものが、自分の形を壊してしまいそうな気がする。
私はASD(自閉症スペクトラム障害)とADHD(注意欠陥多動性障害)の発達障害に加えて、OCD(強迫性障害)の当事者でもある。OCDは発達障害の文脈で語られることはこれまであまりなかった障害だが、ASDのようにOCDのさまざまな現れの連続性(スペクトラム)を捉えようと、OCSD(強迫スペクトラム障害)とも呼ばれ始めていて、発達障害との合併のケースにも大きな関心が寄せられている。