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発達障害者にセンサリーはどうして必要か ― 思うところを正直に書く人として ④

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発達障害者は、感覚のズレによってどのように苦しんでいるのでしょうか。発達障害由来の感覚のずれを解決する、センサリーなものごとにおいて常に考えなければならないことに、人、場所、そして体調という要素があります。

今回は一般にストレスの低いとされる状態や場所においても、当事者はストレスを感じやすいということをお伝えしてみようと思います。

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発達障害者にセンサリーはどうして必要か ― 思うところを正直に書く人として ③

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今回から発達障害者に関する、精神的自由権の話をしはじめようと思います。
 

発達障害者は一次的に非定型であること、社会のサポートが得られない場合には二次的にも非定型になりうることは前回述べました。非定型であることによる人間社会における困難は、どの国どの地域においても、生存を脅かされるほどにとても大きいものであると言えます。

ホモ・サピエンスという種は、想像力によって大人数と心を通わせる団結力によって地球を支配してきました。そのため、一旦心を通わせにくい、心を通わせられない存在が現れたとなると、目の敵にして排除を試みてきた歴史があることを、ユヴァル・ノア・ハラリ氏は指摘しています。犯罪者や精神障害者に対する蔑視は、不快昆虫に対する敵意のように、多くの人の共同主観的な想像の中に横たわっています。

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発達障害者にセンサリーはどうして必要か ― 思うところを正直に書く人として ②

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さっそくですがお話をしていきたいので、まずはひとつめの前提を共有させていただきたいと思います。

それは、発達障害者は一次的に非定型なので、定型であることによる社会的恩恵を受けられない、という点になります。定型であることによる社会的恩恵を受けられないという、精神的な困難を負うのが発達障害の当事者です。そのため十分なサポートが受けられない場合、発達段階に相応しくないような、たとえば、低次の防衛機制の形を取る精神を持つ場合がままありえます。その結果として、二次的な非定型の特徴を併せ持つことになり、定型であることによる社会的恩恵をより受けられない悪循環が発生します。

この悪循環を止めるためには、一次的に非定型な部分での社会的なサポートがまず必要だろう、一次的な非定型による困難は感覚のズレから生じるので、この問題に対処していこうという発想が、センサリーデザインのひとつの根拠になります。

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発達障害者にセンサリーはどうして必要か ― 思うところを正直に書く人として ①

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こんにちは、発達障害とセンサリーデザインについての冊子を発行してきた団体TENTONTOで代表をしております、ユミズタキスです。

2014年からこの活動を始めて今年で6年目、いよいよ日本の発達障害関連のニュースにて「センサリー」という言葉が聞かれるようになりました(→Jリーグ川崎フロンターレ、等々力競技場にセンサリールームを設置)。耳馴染みのないこのカタカナ語、活動を始めた当初は日本語で検索しても、ほとんどヒットすることのないワードでした。ヒットしたとしても官能検査と呼ばれる科学的手法を用いた研究の内容であったり、五感を刺激することに関するマーケティングの手法についてや、高級ホテルの快適さを伝えるためのカタカナ修飾語の中のひとつであったり、というもので、発達障害に関連した情報はありませんでした。

大人になって発達障害の診断を受けた自分が、これまでの自分とこれからの自分を一貫させるような何かをしたい、そのような何かをしている人になりたいと考えたとき、そのひとつに「大事だと思うことを大事だと言う人になる」、というものがありました。言葉にならない自分の思うことを、たくさん調べものをして言葉にすることがとても好きなタイプのASD者の私。sensoryというキーワードを全英自閉症協会が使っているのを知って、「発達障害について伝えるべき大事なことだ!」と強く思ったことが活動のはじめでした。

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TOTO、発達障害者が公共トイレで困ることを調査

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画像出典元:UD Style https://jp.toto.com/ud/

TOTO株式会社のユニバーサルデザインについての特設サイト「UD Style」において、発達障害当事者や保護者が公共のトイレを利用する際に戸惑うことについて、課題と解決策を伺う座談会形式のコラムが掲載されています。

座談会企画:発達障がいを“手がかり”として、すべての人に使いやすいトイレを考える | UD Style TOTOのユニバーサルデザイン | TOTO
 

座談会では、国立重度知的障害者総合施設「のぞみの園」の日詰正文氏、一般社団法人日本発達障害ネットワーク(JDDnet) 元事務局長の橋口亜希子氏が、インタビュアーからの質問に答える形式です。

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センサリーエッセー:こころの程度問題、どこから考える?

 
社会に生きる上での障害は程度問題なのだから、精神障害のひとつである発達障害も程度問題である。ただ精神がどんなものであるか、まだあまりわかっていない時代だからこそ、この程度問題は難しい。

研究者は今必死に研究しているし、社会の構成員も理解しようとしている。しかしまだ時間がかかる。だから発達障害に関することは、さっと解決してスッキリできないことである。つまり、苦渋である。

その本質から外れていない提案には実がある。センサリーデザインは感覚の程度問題を扱い、試みる。

耳元で羽虫が飛べば不快。例えばそんな感覚における個々人の程度問題を実際に捉えようとすること。そこから得られたものを基に設計を行ない、そのひとの「正常」を創る。そこから始めていくというアイデア。

それがセンサリーデザイン。
 
 
ユミズタキス

エトスとパトス―ASD・ADHD者の負う障害の正体

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価値を高める戦略、ブランディングの世界では、エトス(信頼・信用・人柄)パトス(共感・情熱・感情)という、古代ギリシア哲学の言葉がよく使われているようだ。アリストテレスの弁論術という本に載っている考え方で、エトスとパトス、そしてロゴス(論理)の3要素が、人に対する説得力を持たせるために必要という。 このエトスとパトス、発達障害当事者の抱える社会を生きる上での困難の一部分を表現しているようにも思う。

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センサリーとゲーム体験

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編集長のユミズです。本日は、個人的に開発に2年間関わってきたゲーム『エヴェレット・エフェクト』が今週末に発売となるためその告知と、ゲーム体験のもつ発達当事者にとってのセンサリー(感覚的な居心地の良さ)について書かせていただきたいと思います。

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左と右がわからない毎日

左と右。

誰が決めたのかはわからないが、この概念によってちょっぴり苦しむ人がいる。

  • とっさに左か右かを言われても判断できかねる
  • こちらが説明をする際に、左右を正確に案内できない

この症状には名前があり、”左右盲”と呼ばれているようだ。

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人の気持ちを想像できないなりに2

先週に続いて、ASD傾向がありながら少しそれともズレた私の道徳観念について、思索を深めながら書いてみたいと思う。

私の中では、してはいけないことの基準はある程度ハッキリとしている。それは、本人またはそのものの由来に責任がないところへの侵害、誹謗中傷といった類の暴力行為だ。ざっくり言うと国籍、人種、性差、障害、容姿、文化などへの差別や、不慮の事態、災害に見舞われた人の神経を逆撫でするような行為などが該当する。
 
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