アスペル電波傍受:Jet Engine Truck Race
ASD(自閉症スペクトラム障害)者に併発しやすいSPD(感覚処理障害)には、ハイパー(感覚過敏)とハイポ(感覚鈍麻)の2種類が存在する。ハイパーの場合は感覚刺激を過度に避けたがり、ハイポの場合は過度に求めたがる。
ユミズタキス
ASD(自閉症スペクトラム障害)者に併発しやすいSPD(感覚処理障害)には、ハイパー(感覚過敏)とハイポ(感覚鈍麻)の2種類が存在する。ハイパーの場合は感覚刺激を過度に避けたがり、ハイポの場合は過度に求めたがる。
ユミズタキス
みなさんこんにちは、TENTONTO編集長のタキスです。”発達障害当事者の日常”をテーマに、リラックス出来ないアスペルガー&ADHDのココロを描くこのコーナー。今日はみなさんに「画面を見過ぎてチルれない」というテーマで、お話をしたいと思います。
小学生の頃からパソコン三昧だった私。眼精疲労とは長いお付き合いをしてきました。新しいもの好きのADHD的マインドから、この目の痛みを解消するんじゃないかなと、世に出た当初からずっと欲しかったのが、PCメガネです。本日、JINSさんで度入りのものが仕上がりましたので、今、かけております!
ADHDなのにすぐに飛びつかなかったのは、自分自身を分析すると、変化を嫌うASD的な疑り深いマインドが邪魔をしていたのだと思います。ホントに効果があるのか?お金を費やして逆に副作用があったら?PCメガネをかけていることで、社会的に不利になったりしないか?などと邪智して、腰が重くなってしまう、でも新しい!スゴイ!欲しい!、と心の中が忙しいのが、ASDとADHDを合併タイプの当事者の有り様なのかもしれません。
仕事をする中でモニターを見る時間が増えたこと、同僚にもPCメガネをかけている方がチラホラみられること、安く手に入るようになったこと(前述のJINSさんなら3,900円+税~)などが追い風となって、この度入手する運びとなりました。
marf 作
ASC由来の感覚の違いのひとつ、感覚感受性の”ハイパー”と”ハイポ”。
センサリーデザインとは? 第2回 → http://tentonto.jp/?p=89
肌で触って全身で圧力を感じると、モノがそこに”ある”んだなと思う。
んとんとちゃんは空気を感じてみたくて、風に向かってみています。
ASD & ADHD MAGAZINE TENTONTO 代表のユミズ タキスです。
このコーナーでは世界で次々と生まれる、最新のセンサリーデザインをご紹介します。第14回はASC(自閉症スペクトラム症状)を持つ方向けに開発された衣服のラインナップ、”センスウェア”を取り上げます。制作はドバイを拠点に活動するデザインチーム“キャラバン”。
これまでもTENTONTOではデザイナーによる最新のプロダクト、ギュッと抱きしめてくれる服”スナッグベスト”や、包み込まれたような感覚になる”オーティスティック・クロージング”を、センサリーデザインとしてご紹介してきました。デザイナーの方、デザイン学を志されている方は既にご存知かもしれませんが、今回はWIREDより、2015年春にレクサス・デザイン・アワードを受賞した、自閉的感覚をテーマにした衣服”センスウェア”をご紹介します。
みなさんこんにちは、TENTONTO編集長のタキスです。”発達障害当事者の日常”をテーマに、リラックス出来ないアスペルガー&ADHDのココロを描くこのコーナー。今日はみなさんに「躍起になれなくてもチルれない」というテーマで、私の持つ発達障害(ASD+ADHD)と「気分障害(Mood Disorder)」について、少しお話をしたいと思います。
なにかに一心不乱に取り組めるとき。それはASC(自閉症スペクトラム症状)由来の自閉的感覚のひとつ「過集中」が満たされる、当事者にとって至福の時間です。隅々まで目を凝らして、ああでもない、こうでもないと考えて、手を動かす。ADHD(注意欠陥多動性障害)も併せ持っているためひょんな思いつきも実行したくなり、うっかりミスも多いので、心の中はアクション映画のような激しさです。勉強でも遊びでも、スポーツでも創作活動でも、これはオモシロイ!と思ったものには「情熱的」に取り組んできました。
一方、ああでもないこうでもないと感情を振り乱してドタバタと取り組む姿は、一般的にはけして「格好いい」ものではありません。ズバリうっとうしいからです。それでも、私は「格好をつけてモテる(?)こと」よりも「目の前のことに集中しきること」の喜びを優先してきました。「格好をつけてモテ」たとて、そのあとに待っているのはさらに「格好をつけ続ける」未来しか見えなかったので(しかも、うっかりモテない振る舞いをするミスはできないし、信頼を蓄積する必要があるので飽きても途中でやめられない)、そのモテ欲は恐ろしいこととも思っていました。
気分障害とは、不安、落ち込み、苛立ちなど、人の気分による振る舞いが障害=日常生活の中で問題になりやすい状態のことを指します。ASDやADHDなどの発達障害(生まれつきの脳の違い由来の状態)と違って、気分障害は二次障害、つまり何らかの要因で二次的に引き起こされている状態とされています。ここでは発達障害由来の振る舞いと、社会的な要請がぶつかったときに生じてしまう火花のようなもの、と捉えていただきたく思います。
こんにちは。TENTONTOメンバーのYutaniです。
エンタメ部のコーナーでは、海外のスラング(隠語)をキーワードに、多くの人と感覚の違いをもって暮らす人=テントントさんの生活について考えてみる企画をお送りしています。題して、「テントントなスラング」!
物事の前後関係、つまり文脈が読み取れないアスペなどのASDをもつ人にとって、「正確さ」はとても重要です。それは文脈「らしきもの」を知る手がかりになるはずのものだからです。この重要さを周囲の人と共有できないことが多く、時として大きな問題も生じます。BAP(幅広い自閉症の表現型)当事者の僕も例外でなく、会話の中で「正確さ」を求めすぎて、ちょっと嫌な顔をされることもあったりします。
海外のaspieの人は、友達や恋人、家族と会話の中で時として「正確さ」を求めすぎて、このスラングを投げ掛けられがちなのかもしれません。
センサリー・オーバーロード(インタラクティング・ウィズ・オーティズム・プロジェクト)
© 2012
自閉症をもつ人の中には、一度に多数の強烈な知覚体験をしてしまうという困難を抱えている人がいます。このアニメーションは、私たちの日常の知覚体験がどのようにセンサリーオーバーロードへと変貌するのかを垣間見させてくれます。
マーク・ジョナサン・ハリスとマーサ・キンダーによる団体「インタラクティング・ウィズ・オーティズム(IWA)」制作。IWAは、2013年1月1日より始まる医療研究・品質調査機構(AHRQ)主催の3年間のトランスメディアプロジェクト。南カリフォルニア大学・ラビリンスプロジェクトの常任理事である大学教授のマーサ・キンダー、映像制作チームリーダーでありインタラクティブを創出するアーティストのマーク・ハリス、この2名による、自閉症者への最も適切な支援について特集する印象的な動画サイトです。interactingwithautism.com
ディレクター・アニメーター
ミゲル・ジロン
訳:ユミズタキス
TENTONTOメンバーのYutaniです。世界中のポップカルチャー×テントントさんをご紹介するTENTONTOエンタメ部では、アスペ(aspie)恐竜の女の子・ダイナが活躍するイギリス発のWEBコミック”Dinah the aspie dinosaur“。作者のクロエ・アスパーさん公認のもと、日本語訳バージョンを毎週お届けしています。
以前、picky=選り好みをすること、というスラングをご紹介しました。今日のダイナはそんな”picky(好き嫌い)”についてのお話。サンドイッチ屋さんに来たダイナ。「ツナサンド」を頼もうとしますが、彼女はマヨネーズが嫌いな様子。「ツナサンド」のツナはマヨネーズが混ざっているのか尋ねてみるダイナですが…?